金庫には家庭用金庫や業務用金庫といった分類の仕方がありますが、そのほかにも「耐火金庫」「防盗金庫」というわけかたで区別することもあります。

耐火金庫は読んで字の如く、内容物を火災から守ってくれるものです。
防盗金庫は破壊や盗難から守ってくれる金庫です。
この2つの使い分けとしてはデジタル記録媒体や古書、古文書、重要書類などの保管は耐火金庫、現金や貴金属類の保管であればさっと持ち運ばれることのない防盗金庫にする必要があるでしょう。

昔は金庫にここまでの分類はありませんでした。
しかし、東日本大震災以降、金庫に対する考え方が変わった人も多いようです。
震災の時、約5800個ほどのもの金庫が流され、その中で99%以上のものが持ち主のところに戻ったそうです。

しかし、手元に戻ってこなかった人もいたはずです。その人達はきっと悔しい思いをしたことでしょう。
状況次第では軽い金庫なら津波に押し流されていって見つけられなくなってしまいます。
ですから最近では津波や水害にも強い金庫、という考え方も強まっているようです。
大切な書類やデジタル記録媒体は水にぬれない防水ケースを使うといった工夫も必要になります。

ですから、これから金庫を購入しようというのであれば家庭用、業務用だけの違いではなくどんなものから金庫を守りたいかということまで考えていく必要があると思います。

 

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